
簿記の知識は近年、お金のリテラシー教育として注目されています。また、学生でも取得しやすい国家資格の一つですので、資格を取りたい学生におすすめです。
私自身、お金のリテラシーを増やしたい、就職で有利になるかもと思い、高校1年生から簿記の勉強をし、2級まで取得しました。
進学校であり、部活動や課題に追われていた私が、実際に使用していた教材と勉強法を紹介していきます。ぜひ皆さんの資格取得の一歩につながれば嬉しいです!
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簿記とは
まず、簿記とは何かを簡単に説明していきます。(飛ばしていただいても構いません)
“簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。” 商工会議所の検定試験 より
簿記では会社経営に関わるお金勘定の知識を学ぶことができ、それぞれの会社経営がどうなっているのか、お金がどう動いているのかがわかるようになります。また資産や負債、純資産のお金の基本体系を知るのは、将来自分の家計簿などを作るときにも役立ちます。
簿記3級は比較的簡単に、短い期間で取得することができますが、2級は仕組みが複雑になったり、計算が難しくなったりして、格段に難易度が高くなります。
しかし、個人的には3級試験に晴れて合格した際には、ぜひ2級にも挑戦することをおすすめします。
理由は、級が上がるほど就職に有利になるということと、3級の知識が鮮明なうちに2級を勉強したほうが理解がしやすいからです。


商工会議所の検定試験 より
このように、2級の合格率は3級に比べ低下しますが、毎日継続して勉強すれば取得できます。
次に、私が実践していた簿記資格を取得するための教材とその勉強法をご紹介します!
学生におすすめの簿記教材
①オンライン教材
私は本格的に簿記を学ぼうと考えていたので、最初に覚悟を決めてオンライン講座に申し込みました。
オンライン学習のメリットは、参考書で独学するより、圧倒的にわかりやすく、理解しやすいところです。特に学生は社会に出たことがないため、簿記の勉強の中で必ず、社会人には当たり前の単語につまずきます。その部分について参考書や本では説明が省かれていることが多いですが、オンライン教材であれば、講師の方が日常生活に絡ませながら説明してくれるので変な解釈をせずにストレートに学ぶことができます。
実際に私が受講していたのは、『クレアール』です。

3級、2級それぞれひとつずつ申し込むことができることに加え、3・2級が一緒に受講できるパックにあらかじめ申し込めばお得になります。
私の受講した「3・2級マスター」というパックでは
3級:テキスト1冊 問題集1冊
2級:テキスト2冊(商業簿記・工業簿記)問題集 2冊
のセットで、オンラインではそれぞれテキストの講義と問題集の解説が聞けます。さらに模試のデータが4回分ついてきます。
ネット試験(CBT)にも対応しており、そちらも4回分あります。
また、どうしても講義でわからなかったところや勉強方法について講師に直接フォームで質問することもできます。
2年間保証なので、勉強時間がなかなか取れない学生や試験に落ちてしまった方も焦らずに済むのがありがたいです。
一般価格58,000円ですが、よく割引になっていて4万円弱のことが多いので、気になった方はぜひ調べてみてください!
そして、オンライン学習を攻略するカギは、いかに継続ができるかです。
正直、私も面倒くさくなってしまったり、やめてしまったこともありました。
そのため、継続するために、習慣をつける。
私の高校はスマホ禁止だったので、早朝と夜にオンライン講座を視聴しました。
基本的に「家でできることを家で、学校でできることを学校で」のスタイルでした。勉強をする場所が限られているので、場所ごとにどんな勉強をするのか、常に考えて習慣を作りましょう。
加えて、送付される問題集テキスト参考書は最低でも2周やるべきです。
私は問題集を全部2周したあと、間違えたところだけ正解するまで何度も解いていました。簿記は基本出題されるパターンが同じなので、新しい問題集に手は出さずに、同じ問題集を繰り返しやるだけで十分です。私の問題集も試験に合格したころにはボロボロで、マーカーやメモでいっぱいになっていました。
②究極の仕訳集日商簿記
先ほど説明したオンライン講座は、外で受講するには通信費がかかったり、視聴時間が長くかかります。そのため、スキマ時間に勉強する教材として、私はこの『究極の仕訳集日商簿記』という本を使用していました。
本屋さんでも売られているこの本は、持ち歩きにも便利な細い参考書です。値段もお手頃なので、簿記勉強のお供にもってこい。
この本はひたすら赤シートで答えを隠して仕訳を一問一答形式で答えていく、いわば簿記の“単語帳”のようなものです。
簿記は仕訳がとにかく大事なので、この一冊分の仕訳を押さえるだけでもかなり合格に近づきます。
また、本の中に番号コードがついていて、専用のサイトで打ち込むとスマホでも同じ問題に取り組むことができます。
私も毎日持ち歩いて、休み時間や通学中にパラパラ眺めていました。オンライン講座の復習にもなります。
メルカリなどのフリマサイトでも安く売られていますが、簿記の学習範囲が何度か改定されているので、不安な方は新冊を買うことをおすすめします!
③ネットで無料公開されている問題・模試データ

オンライン講座や究極の仕訳集だけでも十分な問題数がありますが、模試直前でもっと数をこなしたいというときにはネットで問題を探してそれを解いたりもしました。
例えばTAC出版という簿記の参考書で有名な会社のホームページでは、模試のデータを無料公開しています。
簿記3級・2級模試データダウンロード↓
解答はありますが、解説はついていないのでご注意ください。
他にも「簿記◯級 問題」などと検索をかけると、さまざまな方が無料で問題を提供してくださっていますので、それらを活用するのも手軽で効果的です。
最初のうちから模試はしっかり時間を測ってやるのがおすすめです。平日のようになにかに邪魔をされる可能性が低いので、集中して一定のスピードで問題を解く力をつけましょう。
また、勉強のモチベーションをあげるためにも毎回模試の点数を記録しておくといいです。何点上がったか下がったかを確認して、どうしたら一点でも上げることができるか分析することが大切です。見直しにもじっくり時間をかけることで、確実に自分の苦手を分析すると、より勉強効率が上がるはずです。
まとめ
今回は私が実際に使用していたおすすめの教材3つを紹介しました。
心から皆さんにおすすめ出来るものなので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!
これを読んでくださったみなさんが試験に合格して自由な道に一歩でも近づけますように!!
ご覧いただき、ありがとうございました。
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